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おもむろに研究 そこはかとなく描く

Stuttgart

Nikomat EL Nikkor 50mm F1.4 PORTRA 400NC
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実はドイツで紹介していない場所がまだ沢山あります。


Stuttgartより





この時、雲にとても表情があったんです。
そしてそれが撮りたかったんです。
それは、僕のための一枚。


Nikomat EL Nikkor 50mm F1.4 PORTRA 400NC
e0146919_16553100.jpg


この写真を見るとフィルムって凄いなって思います。
デジタルで撮ったら空は白く飛び、影は黒くつぶれることでしょう。
「空気を撮る」という事で言ったら僕は確実にフィルムの肩を持ちます。
ただ光の波長をフィルムに焼き付けるという操作。
でもこのアナログなシステムに対して、光の波長を電気信号に換えるデジタルカメラは
その過程で「空気」をどこかへ取り逃がしてしまいます。
それに対して人間の眼。
人間の眼も電気信号でその情報を脳へ伝えて「現像」します。
でも決して人間の眼は「空気」を取り逃がす事はしませんよね。
写真の善し悪しを判別できるのも人間の眼のDレンジの広さ故の事。
それには科学さえ追いつきません。
またそれを電気信号の海である「感情」へ届ける仕組み。

簡単に感情と言いますが、その実態は微弱な電気信号であって、それは紛れもなく「電気」ですから
それはまるで水の流れのようなものなんでしょう。
電気は水の流れのように高い所から低い所へとしか運ばれませんから
電気の運ばれて行った先ではいつかはそれらが高い場所へ再びあげられるポンプのようなものがあるはずです。
そのポンプが心の中にあることで
私達は写真を見て涙さえ流す事が出ます。
そして「空気」を「感情」に変換して「思い出」にする事が出来ますね。

人間が心を持っていて良かったと思います。
こんな何気ない写真一つで、僕は心を熱くする事が出来ます。
by onwa-nukukazu | 2009-05-06 17:35 | landscape, buildings