おもむろに研究 そこはかとなく描く

美脚企画

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思わぬ雪が降った。
貴方を綺麗に残せるチャンスだと思った。







忘れないようにここに書いておこう。
あの日僕らは昼ご飯にピザを作ったんだ。
お腹いっぱいになって、僕たちは外に出た。


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雪には慣れていない。
歩き方も、遊び方も分からない。
でも、そんな事はどうでもよかった。


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カメラの前に立とうとしなかった貴方が、
今頃になって僕のモデルを引き受けた。
多くの女性が求めるように「綺麗に撮ってね」なんて貴方は言わなかった。
恥ずかしそうに、「美脚を撮ってね」って言った。
だからこれらは美脚企画。
そう書かないと誰も脚から観ないでしょう?
恐らくそれは、深いところからの欲求。


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行く当てがないから真っ直ぐ進んだ。
家から出て、川へ向かう真っ直ぐな畦道。
わざと雪道を通るように、家から続く真っ直ぐな畦道。


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それがどういう時間か分かっていた気がする。
そしてそれらを共有出来ていた気がする。
だから僕はかじかんだ指でシャッターを押し続け、
あなたは冷たく赤くなった鼻で笑い続けた。
決して、速くない速度で僕たちは歩いた。


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貴方は茶目っ気の効いた顔で笑う。
小学校の頃から変わらないその横顔はいつ見ても丸い。
僕にはいつもその面影が思い出されて、
せっかくの貴方の話を半分に、想いが遠くの方に馳せてしまっていた。


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僕たちが二人揃ってここに暮らしていたのはもう随分と前の話だ。
その頃の二人じゃこうやって川縁の道を並んで歩くなんて想像出来なかった。
貴方がこんなにベッピンさんになるのも、想像出来なかった 笑


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僕が堤防を歩きたがった。
貴方を撮るなら堤防だなって決めていたから。
特に深い意味は無いのだけれど、最初のイメージだから大切にしたかったんだ。
こんなに寒い日は想像してなかったけど、
貴方の髪が風に揺れて、
貴方の背景に山が見えて、
貴方は腕組みをして歩いてる。


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いつもは思いつきで撮り始めて、思いつきでポーズを決める。
でもね、これはずっと前からやりたいことだったの。
貴方は何も言わなかったけど分かってたんでしょ。
めずらしく僕の言う事を素直に聞いていた。
貴方は僕に全てを委ねてくれていた。


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「あんたいつも誰の事をブログに書いてるの。意味深に。」

今日は貴方の事を書いているよ。
意味深長に、貴方の事を書いているよ。


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お前の方が、ずっと意味深だ。
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by onwa-nukukazu | 2011-01-15 03:36 | friend