おもむろに研究 そこはかとなく描く

Autumn Taste

α-700 MINOLTA 100mm F2.8
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自分の部屋にいてもやる事は無い。
2m×4mの小さい部屋にはベッドと衣装タンスと机が備え付けられている。
実質動けるスペースはほんのわずかだからベッドの上から手を伸ばせば何にでも手が届く。
テレビを付けても簡易アンテナで拾うテレビの画像が悪い。そもそも電波が入ってこないからだ。
自分の部屋で何かするよりも友達の部屋で遊ぶ方が楽しかった。
風呂から上がってベッドに横になり、意味もなくテレビのチャンネルを回した後、おもむろに部屋を出る。

何も当てはない。何も目指すものなど無い。
でも寂しさ誘う秋風に吹かれ、一人でいるよりは誰かと話していたい。
根拠も何もない将来を語らっていたい。
向かいの棟からは酒に酔った奴の叫び声が聞こえる。
あいつはあいつで青春の炎を必死で燃やしているんだろう。
いつものように隣の友達の部屋に入る。エグチはいつも嫌な顔なんかしない。
画質の悪いテレビを見ながら笑っている。
結局暇なものは暇なのだ。
何も話してもそれは唯の夢の上に書いた夢。そしてそこには実力の伴わない自分がいる。

暇くね?

でも俺はこういうの好きだけどな。

暇でも、何もする事がなくても、それでいい奴がいる。
エグチはそんな奴だった。


秋風が運ぶ、おんわ大学一年の秋。


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実家より秋の味覚が届きました〜(^ ^)
研究室のみんなで美味しく頂きました〜。
昼飯=栗
こんな日もあっていいよね 笑
じいちゃん、ばあちゃん、ありがとね〜。
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by onwa-nukukazu | 2009-10-02 23:49 | other